2012年10月15日

山本美香と言う生き方




夕べは全日本ジュニアが終わり

諸々の仕事が終わったのが夜9時

眠気と格闘しながら松本にたどり着いたのは日付が変わっていました

ため息をつきながらテレビをつけたら

NNNドキュメンタリ12と言う番組で
今年の8月にシリアで取材中に銃撃に巻き込まれ亡くなった山本美香さんのドキュメンタリを放送していた

この時間にこの番組に出会えたことの偶然

偶然は必然に変わる
と言う言葉が過った

彼女が戦地に立つジャーナリストになった生い立ちからの生き様が丁寧に描かれていた

そして彼女が女性としての幸せと自分に与えられた使命を全うする道の分岐点に向き合い葛藤する姿も生の言葉で描き出されていた


新聞記者だった父の背中を追って
中学生だった彼女が親友に語った将来の夢は
『海外で活躍するジャーナリスト』だった


そして戦場ジャーナリストと評された彼女を
父は
『ヒューマンジャーナリスト』と表現した

彼女の目線の向こうには
常に愛が溢れていた
そして戦場で凛として生き抜く女性たちを見つめていた

あの日凶弾に倒れた山本美香さんは
この世界にはもう生きていないと言う事実に直面しながら

彼女の残した愛は
戦場に咲く可能性と言う花として咲き続けると信じたい


やはり私は山本美香と言う一人の人間に
大きな影響を受け

その生き方に共感していると実感した

あの日8月20日
シリアのアレッポでかけがえのない命を失ってしまった喪失感と

やるせない気持ちと

混ざりあって言葉にできないほどの心のざわめきは

ずっと心に残ると思う


戦場に向かうことを彼女は怖いと言った

しかしその覚悟の先に伝えたいものが煌めく星の数ほど存在していたのだろうと思う

彼女が伝えてくれた命懸けで生きることの意味

カエルのコレクションがたくさんあった

無事生きて帰る(カエル)意味を込めて
デスクの回りにはカエルがたくさん並んでいた


帰りたかっただろう

何故なら命を懸けて伝えたいものがまだまだ沢山あったはずだから


感動と衝撃で涙が流れた夕べ

生きる意味を問いかけて
朝を迎えました


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Posted by Misuzu at 21:52 │日記